5/23 二日月と金星

夕方の空というものは、なぜ人を惹きつけるものなのでしょうか？

　沖縄の言葉で夕方の時間帯を表す言葉に「アコークロー」という言葉があります。「明るく暗く」が訛ってアコークローというようになったようですが。
　その時間帯というのは、個人的には家の中にいるとなんだか気持ちが落ち着かないので、外でゆっくりと夕日や空の色がうつり変わる様子など眺めていたいですね。

　5月、梅雨の晴れ間。午後は日差しが強く、蒸し暑さもあって不快感を感じたのですが、日が沈む頃になるとだいぶ過ごしやすくなっていました。

　19時過ぎ、都会にあるこの公民館のテラスは、ひとときの安らぎを求めて人々が集まってきます。南西の空が開けていてるので、茜色に染まっていく空や雲を見ることが出来る時間帯はなおさらのことです。

　まだまだ明るい夕方の空に、二日月と金星を探そうと、私は双眼鏡を向け必死に探していました。

　プラネタリウムで見た、とても細い月とその近くにある金星を実際の空で確認したかったのです。

　その日は日没が19時13分、その時の月の高度が（19時で）27度くらい。西の空が晴れていたので双眼鏡で簡単に探せるかと思いきや、空が明るい上に、雲が静止していたりして、なかなか双眼鏡視野に月は入って来ませんでした。

　5分くらい三人で探していたのですがキャッチ出来ずいたら、テラスにやってきたＭさんがまるで二日月センサーでもついているかのように、すぐに見つけてくれました。月齢2.1でした。

　そして私も双眼鏡の視野にその二日月を納めると、想像以上に細くうっすらと姿を現したその月の姿に、思わず歓喜の声をあげてしまいました。金星も望遠鏡で観察したところ、プラネタリウム(デジタル式)で再現していたのと同じようにとても細かったです。

　そして星アッチャーの皆さんと一緒に、二日月と金星を望遠鏡で観察しました。
　もちろん肉眼でもはっきりと見えましたよ。心洗われるひとときでした。
　　　　　

金環日食(沖縄は部分日食)

今更ですが、5/21の日食の話題を書こうと思います。

　このブログ自体随分ながい間、放置しておりました。

　改めまして、こんにちは。確か私はルイボスティーというペンネームでした。


　沖縄は長い梅雨の真っ最中です。

　本日はプラネタリウムは予約が無く、それでほったらかしていたこのブログを久しぶりに書いています。
　泣きわめく乳児の相手をしながら・・・そう、今日は公民館の乳幼児講座「にゅうじランド」があり、子育ての悩みを持つ母親向けの講座があります。その話をすると長くなるのでそれは後ほど、時間があれば書きます。

　
　さて、日食ですが沖縄は梅雨なので、内心「曇りか雨だろうな・・・」と期待していなかったのですが、当日の朝起きて那覇へ向かうとなんと晴れてくるではないですか。
　
　今回の日食は公民館主催での観望会はせずに、個人的に観察するといった感じでした。

　ただ、館長はマスコミ対応もしていました。お疲れ様でした。
　観望会が終わった後、みんなで朝ご飯を食べにファミレスに行ったのですが、館長は「疲れ過ぎてメニュー選べない」とのことで、Ｍさんが選んでいました。
　

　太陽観測用フィルターを施した望遠鏡で日食の様子を観察することが出来ました。

　また、人通りの多い公園だったので、通りすがりの人数名に見てもらい、喜ばれたのでうれしかったです。

　日食の日が近づいてくると子供の頃に見た金環日食を思いだし、頭の中では数日前からドリカムの「時間旅行」が流れているといった感じでした。
　歌のサビのところで、「指輪をくれる　一つだけ　2012年の金環食まで　待ってるから　とびきりのやつを　忘れないでね　そうよ太陽のリング」とまさに今回の金環日食のことを歌っているのが、またすごい。吉田美和さんの歌声が頭の中でリフレインしていました。
　吉田美和さんのすごいところは、その歌詞を書いて歌っているのはもちろんのこと、実際に今年ご結婚されたので、予言だったんだ！ということで。素敵なお話だと思います。

カメラで撮った日食の写真です。

沖縄は今回は9割ほど欠ける部分日食でした。

お天気に恵まれて本当に良かったです。

2012/05/31　ルイボスティー

　

　　　　　　

神無月、つごもりに思ふ。

　今月もあっという間の一か月でした。気づいたら明日で今月も終わりです。今月は10月にしては珍しく月半ば過ぎまで天気が大変悪く、先週のプチ沖縄本島星の旅の際に雨が降ったらどうしようかと思いましたが、私達の日頃の行いがよかったのか、神様が見方をしてくれて無事に、パーフェクトに晴れました。それが本当に良かったです。

　牧志駅前ほしぞら公民館プラネタリウム操作技師は二人とも晴れ女です！（ゲストが晴れ男という要因が大きかったと思いますが）沖縄本島、特にヤンバルの星空は、天の川もくっきり見え、エリダヌス座もアケルナルまで余裕で確認出来ます。オリオン座流星群も色つきのとか見ました。ヤンバルの星空は一度見るとやみつきになります。全国のプラネタリウム関係者の皆さん、ぜひ沖縄へ星を見に来て下さい。

　今週もずっと快晴で、昨晩ペルセウスの変光星アルゴルを確認しようと自宅屋上に上がると、東の空にきらびやかな六角ゾーン（冬のダイアモンド）がそこだけ、別世界のように輝いていました。また昨晩は風もあったので星が瞬いていました。沖縄はちょっと屋上で星を眺めるくらいなら、まだまだ半袖でＯＫ。ヤンバルなどで長時間星を見るなら防寒対策が必須です。

　プラネ技師のＭさんのハロウィンコスプレも今日まです。プラネ観覧のついでに、Ｍさんと一緒に写真撮影などいかがですか？
　今度はクリスマスに向けてマライア・キャリーのようなセクシーサンタのコスプレをやると言っていました。誰もＭさんの行動を制限することは出来ません。

　本日表の国際通りでは、首里城祭にちなみ琉装仮装パレードが行われるそうで、公民館の部屋はすべてその控え室になっております。本日の投影は午後２持（幼児向け）、３時半（一般大人向け）です。どんな方が見に来てくれるのか、とても楽しみです。もちろん生解説も毎回緊張しますが、楽しんでやっております。
　牧志駅前ほしぞら公民館は、とても楽しいプラネタリウムです。来月も皆さんに楽しんでもらえるような投影が出来るように、がんばりたいと思います。よろしくお願いします。

9月は学習投影月間でした。

　早いもので、明日から10月です。かなり久しぶりの更新となり、このブログのパスワードを忘れそうになっていました。
　牧志駅前ほしぞら公民館プラネタリウムのオープンから二か月近く（9/1）で一万人を突破し、9月は小学校の学習投影を優先的に予約をとっていましたが、私達プラネタリウム操作技師にとっては初めての経験（学習投影）という大きな山を一つ越えなければいけない月でした。館長や職員さんのサポートもありなんとか今月（学習投影月間）を終えることができそうです。学習投影を終えた子供たちが興味を持って星空を見上げ、勉強に励んでくれるよう毎日プラネタリウムの星に願っています。たまに流れ星にもお願いしています（流星を止めたりして・・・）。
　しかしホッと胸を撫で下ろすのも束の間、本日夕方6時半の一般投影、そして土日も一般投影があります。
　
　10月から水木金は、８月までのように幼稚園・保育園・その他施設の皆さんがプラネタリウム投影の見学にやってきます。ありがたいことに10月以降、結構予約も頂いています。そして小学生の学習投影・社会見学も数件入っています。市外や離島から来てくれる学校もあり、私達も楽しみにしています。
　
　本日の夕方６時半の投影は見学者が何人来てくれるでしょうか、先週は公休日の為公民館休館、その前周金曜６時半はなんと２２人と少なめでした。昼間の投影はほぼ満席ですが、どうもこの夕方の時間帯が弱いようです。たくさんの人が来てくれることを願いつつ、これから各準備や投影準備に入ります。それでは、このブログを読んでくれた方、ありがとうございました。
　

祝☆一万人 ありがとうございます！

　こんにちは、大事なことをお知らせするのを忘れてました。
　
　７月８日に牧志駅前ほしぞら公民館プラネタリウム、オープンしましたが、
　
　おかげさまで、今月初めに入場者数「一万人」を突破しました！
　たくさんの方に足を運んで頂き、まことに感謝しております。
　
　一万人を突破したのは、9/1（木）　二時の回、市内小学四年生の学習投影の時間でした。
　記念として、田端館長より、児童一人一枚ずつ、夏の天の川の写真のプレゼントがありました。

　そして、本日土曜日、一般投影が、二時、三時半、六時半からあります。各回とも一時間まえより整理券を配布しています。
　先週までの状況をみると、二時（幼児向け）と三時半（大人向け）の回は満席が予想されます。六時半（大人向け）の回が空いています。
　多くの方に、沖縄の星空の素晴らしさを伝えることが出来るといいな、と思い皆様のご来館をお待ちしております。

　

ほしぞら公民館プラネタリウムの近況

　こんにちは、久しくブログを更新していませんでした。今月に入り平日は小学生の学習投影も始まり、その準備と対応に追われています。そして週末にはもちろん一般投影もやっています。ただ繁忙期が過ぎたので、日曜が二回投影となり、一回だけ回数が減りました。

　さあ、今日は金曜日です。このあと午後６時半の投影もあります。午前中は市内小学生の学習投影がありましたが、午後は入ってないのでこうやってブログを更新することができました。夕方の写真など載せてみました。沖縄も最近は日の入りが時刻が早くなったと実感するこのごろです。どんなにプラネタリウムが進化しても、本物の空には勝てません。撮影した場所は、もちろん那覇ではなく、帰り道の北谷海岸沿いです。
　

　プラネタリウム投影準備やその他いろいろやる事があり、二人のプラネ技師は忙しくしています。なかなかゆっくりとブログを更新している時間もありません。オープンから２か月経ちましたが、まだまだ何かに追われている感が消えない初秋の頃・・・それでは、また近日中に更新します。読んでくれた方、ありがとうございました。

　
　追伸：金曜と土曜の６時半の回は席が空いています。プラネタリウムで、夏～秋へと移り変わる星空を眺めませんか？

旧盆のプラネタリウム

　おはようございます。沖縄は12～14日は旧盆、ご先祖様をお迎えする大切な年中行事です。スーパーは買い物の人で大賑わい、夜はエイサーのパーランクーの音が鳴り響いています。
　旧盆も牧志駅前ほしぞら公民館ではプラネタリウム投影を行っています。旧盆なので来る方は少ないのでは？と思いましたが、ありがたいことに昨日の投影は2時と3時半の回は満席。夕方6時半の回も81名の方が来てくれました。定員84名です。

　先週の日曜からプラネタリウム操作技師一人で操作と解説を行っています。一般大人向けでは｢美ら島・星の旅｣の合間に20分ほどの生解説が入ります。生解説では最近の天文現象や宇宙開発の話題などを取り入れることが出来、プラネタリウム観覧をきっかけに実際の星空に興味を持って見て頂ければ何より嬉しく思います。オート番組にない臨場感があり、解説者と皆様に一体感を感じてもらえるといいなと思っています。 それにはまだまだ私達操作技師の経験と修行が必要なのはいうまでもありません。また多少失敗することもありますが、皆様が温かく見守ってくれるので感謝しています。

　本日の投影は、11時が幼児向け、2時と3時半が一般大人向けです。整理券を投影時間の一時間前より事務所前で配布しています。館長が旧盆の土日、整理券配布を手伝ってくれています。警備員さんにもいつもお世話になっています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 さいおんスクエアの表通りではエイサーをやっていました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さいおんスクエアの裏通りの夜景です。